「朝日新聞 12/21夕刊」発売

be 歌手・俳優、大野智さん 創作意欲、夜中に熟成
http://www.asahi.com/health/himitsu/TKY201112200192.html

いわく「怪物な年でした」。ドラマから映画になった「怪物くん」の主演など個人の活動の傍ら、アイドルグループ「嵐」の一員として、CMからバラエティーや音楽番組、ライブまで超人的に活躍した1年だった。

「朝から夜まで撮影、また翌朝から......だと、もっと疲れちゃう」と、なるべく自分の時間を持つようにしている。イラストや写真、立体造形などを制作し、個展を開くアーティストでもある。「夜中に作品を眺めたり、構想を練ったり。絵を見てボーッと考えることが僕のリラックス法なのかも」

以前は映画の撮影中にフィギュア100体を作ったこともある。「始めると止まらない。リアルが好きなのでどんどん描き込んでしまう」。いまは、会議机二つ分もの大きさの水彩画を制作中だ。

最近は水をよく飲む。1日最低2リットル。「疲れが流れ出てスッキリする気がします」。どこでも寝られるのも自慢だ。電車ではつり革につかまらずに爆睡できる。ドアにしこたま頭をぶつけ、恥ずかしくて顔を上げられないまま下車したこともある。

新春ドラマでは、戦隊ヒーローに憧れるフリーターを演じる。「僕はダイナマンのファンだった。子供の頃の写真は、どれもポーズを取っている。16歳の時、ダイナマン役だった人と舞台で共演した時は感動したなぁ」

(文・柏木友紀)